名取市から公開質問状の回答を見やすいようにアップし直しました。

2012.06.16.16:49

質問1
 名取市行政区ごとに、それぞれ何名が犠牲となっているのでしょうか。

(回答)
東日本大震災に伴う大津波によって名取市で亡くなられた方々のお住まいは、別紙一覧表のとおりです。
*下部に載せました。


質問2
 市長は住民に対し、名取市地域防災計画に基づいて避難指示を発令していると思いますが、避難指示はどのように発令されたのでしょうか。また、5年以内の宮城県沖地震の発生確率が99%と発表されていましたが、その対策はどのように策定されたのでしょうか。

(回答)
 名取市地域防災計画では、大津波警報が発令された場合、津波危険区域に対して、避難勧告又は避難指示を発令するものとなっております。今回、仙台管区気象台より大津波警報の発表があったことから、災害対策本部では、避難指示を発令することを決定し、防災行政無線により「ただいま、宮城県沿岸部に大津波警報が発表されましたので、閖上、下増田地区に対し避難指示を発令します。閖上、下増田地区のみなさんは、ただちに閖上小学校、閖上中学校、閖上公民館、下増田小学校へ避難してください」と避難広報を開始いたしました。また、消防無線により指示を行い消防署閖上出張所と消防団閖上分団は「大津波警報が発令されましたので、直ちに避難してください」との内容で消防署閖上出張所の消防車1台、消防団閖上分団の積載車4台で広報を行いました。
 国の地震調査研究本部は、平成15年から毎年30年以内に宮城県沖地震の発生する確率は99%であると発表しており、この確率を踏まえ、市では、次のような対策を実施してまいりました。

①住民参加型による総合防災訓練の実施
②災害対策備蓄品の整備
③デジタル系防災行政無線の設置
④小中学校の耐震化(平成22年度完了)
⑤一般住宅の耐震化を図るため、木造住宅の耐震診断や耐震化への助成
⑥スクールゾーン内の危険ブロック塀除去及び設置の補助
⑦高齢者世帯等への家具転倒防止器具の無料取り付け
⑧平成13年に津波ハザードマップ、津波防災マニュアルを作成し閖上、下増田の沿岸地区に配布
⑨平成18年度より自主防災組織結成と育成のため、防災マップ作成と防災資機材整備の補助
⑩宮城県第三次地震被害想定の報告書(最大震度6強、海岸での津波の高さ2.6m)をもとに町内会への出前講座(災害から身を守る)の開催及び防災訓練への指導を行い、自助・共助・公助の役割、特に自分の命は自分で守ることの重要性の役割を啓発
⑪災害発生時の対応を図るため災害時応援協定の締結
⑫防災リーダーの養成


質問3
 名取市地域防災計画では①防災安全課→②公民館→③行政区長へ避難指示を行うことになっていますが、防災安全課から閖上公民館への避難指示はどのように発令されたのでしょうか。

(回答)
 震災直後は通信規制により電話が繋がりにくい状況でありました。閖上公民館への避難指示の発信は、公民館に設置している防災行政無線の屋外拡声子局及び個別受信機により行いましたが、広報でお知らせしましたように、防災行政無線の不具合により避難指示の伝達は届いておりませんでした。
 閖上公民館では、ラジオにより大津波警報の発令を知り避難者への連絡や受入れに当たっておりました。


質問4
 名取市地域防災計画では津波警報(大津波)の周知発令は、サイレン標識及び打鐘標識並びに広報車により、沿岸住民に行うことになっていますが、震災時、閖上にいた住民多くの証言では、「サイレンは鳴らなかった、避難指示の広報車も来なかった」と言っています。周知発令はどのように行われたのでしょうか。

(回答)
 震災当日、消防署閖上出張所に設置されているサイレンは、地震直後の停電により、作動させることはできない状態でした。
 避難指示等の広報活動は、「大津波警報」の発令後、直ちに消防署閖上出張所の消防車1台、消防団閖上分団の積載車4台で閖上海岸部及び閖上街区を重点に住民の救護などを行いながら、「消防車両の拡声器」により避難広報活動を実施し、住民への安全な場所への避難を継続して呼びかけました。
 消防車両のサイレンは火災出動などの緊急走行時に使用されるものであり、災害時の避難広報等については、安全な場所へのいち早い避難を即す為「名取市消防地震災害活動マニュアル」の定めにより消防車両の拡声機を使用しての広報としておりました。


質問5
 地震発生当時消防本部、閖上出張所には何台の消防自動車が待機していたのでしょうか。

(回答)
 消防本部に3台、消防署閖上出張所に1台の消防車が待機していました。


質問6
 従来は、津波警報が発令された時は必ず消防本部から消防自動車が街の中をサイレン鳴らして閖上港に来て、潮位の変化を見に来ていました。車で約10分の閖上地区に、なぜ、震災当日消防自動車が速やかに出動してサイレンを鳴らさなかったのでしょうか。消防自動車が閖上地区内をサイレン鳴らして移動していれば、相当数の尊い命を救えることができたのではないでしょうか。

(回答)
 潮位観測については、平成15年4月に更新した消防通信指令施設の一部に潮位観測装置を閖上ヨットハーバー近くに設置し、津波注意報、津波警報及び高潮注意報等が発令された場合、リアルタイムで潮位の変化を消防本部通信指令室において観測しておりました。また、「大津波警報」発令後、閖上地区においては消防署閖上出張所の消防車1台、消防団閖上分団の積載車4台で閖上海岸部及び閖上街区を重点に住民の救護などを行いながら、「消防車両の拡声器」により避難広報活動を実施し、住民へ安全な場所への避難を継続して呼びかけました。震災時は、名取市内のいたるところで地震による事故やけが人等が多発し、救助・救急要請が急増したため全ての消防車の出動が余儀なくされ、消防本部から閖上地区へ消防車を向かわせることはできませんでした。


質問7
 消防本部と閖上出張所との間でどのような、避難指示、連絡等を取っていたのでしょうか。

(回答)
 地震発生直後、管内の被害状況を調査するため消防署隊と閖上、手倉田及び高館の各出張所隊は自主的に出動しました。消防署閖上出張所隊は午後2時48分に閖上地区内の被害状況を調査するため出動し調査を開始しました。午後2時49分に「大津波警報」が発令されたため、閖上地区内で被害状況を調査中であった消防署閖上出張所隊へ消防無線により「大津波警報」が発令されたことを伝達し、住民への避難広報及び救護等の活動を行うよう指示しました。
 その活動内容は、閖上海岸部に居る人々や、閖上街区の住民へ安全な場所へ、いち早い避難を促す為の広報活動、住民の救護等を消防署閖上出張所隊と連絡を取りながら重点的に行いました。
 午後3時16分に、119番により「ヨットハーバー付近で子供が海に転落」の通報を受けて、消防本部から消防署閖上出張所隊に現場確認するよう消防無線により指示、消防署閖上出張所隊は転落現場へ出向し確認しましたが、転落したことを確認することはできなかったので閖上街区内へ引き返し避難広報、救護等にあたりました。
 午後3時31分に、消防本部で潮位観測装置のデータから引き潮が発生していることを確認したため、消防署閖上出張所隊へ消防無線により「引き潮発生中、津波の発生する可能性が高い注意せよ」との情報を伝達しました。この情報に対し消防署閖上出張所隊から「津波到達予想時刻を確認する」との応答がありましたので、「津波到達時刻は過ぎている」と返答しました。
 午後3時45分に、消防署閖上出張所隊から消防本部へ「閖上公民館へ避難のため出向する」と消防無線により連絡がありました。
 午後3時52分に、 消防署閖上出張所隊から消防本部へ「津波第1波確認する」という報告を消防無線により受信しました。その後、消防本部から消防署閖上出張所隊を消防無線により何度か呼び出しましたが、応答は有りませんでした。後日、その車輌は被災していたことが判明しております。


質問8
 避難所に指定されていた閖上小学校、閖上中学校、閖上公民館への住民の避難状況の確認を名取市は確認することになっていますが、当日の避難状況をどのように把握していたのでしょうか。

(回答)
 地震発生後、教育委員会では、小中学校、幼稚園の状況を確認するため、市内を海手、中央、山手の3つに分けて職員を2名ずつ派遣しました。
 海手に向かった庶務課職員は、閖上中学校に到達した5分後に津波が来たため、そのまま避難者対応にあたりました。その後、庶務課の職員から市役所の学校教育課の職員に何度かメールを送りましたが、メールを受信できたのは午後6時頃で、避難者が約千人であること、灯りの確保が必要な状況であることが判明しました。なお、翌朝、避難者名簿に各自記載していただきましたが、名簿に記載されていた避難者は約800名でありました。
 閖上小学校につきましては、教育部長から閖上小学校の校長に午後7時頃携帯電話が繋がり、約870名の避難者がいること、水も食料も毛布もない状況が判明しました。
 閖上公民館につきましては、連絡をとることができず、当日は避難者等の状況を確認することができませんでしたが、記録された避難者の名簿の人数は84名となっておりました。自力で移動できる方は、12日の朝から昼にかけ、閖上小中学校に避難しておりました。


質問9
 防災行政無線の稼動の有無について、設置してあった閖上公民館、閖上消防出張所等になぜ、確認をしなかったのでしょうか。
 防災行政無線が正常に稼動さえしていれば、相当数の尊い人命を救えることができたのではないでしょうか。

(回答)
 3月11日14時49分大津波警報発令に伴い、市では災害対策本部を設置し、閖上・下増田地区の全域に避難指示を決定し、直ちに消防本部が大津波に係る避難誘導の広報を開始しました。
14時57分より15時59分までの間、市役所においては庁舎3階の無線室より、消防本部は通信指令室から防災行政無線により合計14回避難指示の広報を実施しましたが、市役所3階の操作卓では、正常に作動し画面上で異常を示すランプの点灯がなく、市役所と消防本部でお互いの放送が操作室から聞こえている状況であり、当然、閖上・下増田地区に設置の屋外拡声子局でも放送されていたものと認識しておりました。運用マニュアル上は、屋外拡声子局に異常があった場合、無線室に設置されているモニターに表示されることとなっていることから各子局の音声を確認することにはなっておりませんでした。
 機器の故障に気づいたのは同日午後7時ころ、災害対策本部の対応をお知らせしようとしたとき、市役所屋上の屋外拡声子局から放送されず、他の公民館でも放送できないことが確認された時でありました。その後の対応については、広報なとり5月号に詳しく掲載しておりますが、防災行政無線については年2回定期点検を業者へ委託し実施しているところであり、震災直前の点検でも異常は認められませんでした。
 防災行政無線がその機能を発揮しなかったことは、大変遺憾であるととらえております。


質問10
 防災行政無線は何のため、いつ、どこに、何台、どこの業者が設置したのでしょうか。

(回答)
 デジタル防災行政無線は、有事の際に国からの情報や災害発生時などに市からの緊急情報を伝達する手段の一つとして設置しました。
 特に閖上・下増田地区への設置は、津波被害に備えるためでした。
 市では、平成20年度に閖上・下増田地区に9基の屋外拡声子局を、平成21年度にその他の地域に11基の屋外拡声子局を設置しました。
 施工業者はNECネッツエスアイ(株)東北支店でした。


質問11
 防災行政無線の予定価格、落札価格はいくらだったのでしょうか。

(回答)
 閖上・下増田地区に設置した平成20年度の予定価格は、1億2,390万円で、落札価格は5,985万円、その他の地区に設置した平成21年度の予定価格は、4,200万円で、落札価格は4,200万円でした。


質問12
 防災行政無線の定期点検の実施状況はどうなっていたのでしょうか。防災行政無線設置当時から、スピーカーのすぐ近くに住んでいた人が、「スピーカーから何が放送されたのか解らないので、改善するよう名取市に提言していたが、何ら改善策が講じられなかったと言っています。」名取市はその提言をどう受け付け、どのように対処していたのでしょうか。

(回答)
 防災行政無線の定期点検は、NECネッツエスアイ(株)東北支店に委託し、年2回実施しておりました。点検の内容につきましては、市役所3階の操作卓、屋上にある基地局、公民館などに設置した屋外拡声子局などについて、各種放送と通話の確認、操作盤スイッチの操作の確認、電源やバッテリーの電圧確認などの点検を行っておりました。震災直前の点検は12月中旬に行っておりましたが、異常は認められませんでした。また、毎日夕方5時に音楽放送を行い、子局の状態を確認しておりました。
 市民の方からの指摘につきましては、業者に連絡し、その都度機器の調整を行いました。しかし、音量を上げすぎるとハウリング(キーンという共鳴音)が発生するため、できる限りの調整を行い機器の性能としては最大限の運用をしておりました。また、職員は、放送が聞き取りやすいよう、ゆっくりと一文一文区切りながら放送するようにしておりました。


質問13
 防災行政無線は本来どのように稼動すべきものだったのでしょうか。設置した業者の稼動しなかった詳細な原因説明を求めるものです。

(回答)
 防災行政無線は、災害発生時の情報伝達手段の一つとして導入したもので、大津波警報の発令や市からの避難指示などを伝達するものです。
 稼動しなかった原因につきましては、平成23年6月28日に、設置業者から不具合報告書が提出されており、その概要について広報なとり5月号で市民の皆さんにお知らせしているところです。
 報告書の内容は、「送受信装置の電源ユニットのダイオード間に焦げ跡が認められ、ヒューズが飛んでいることが確認された。焦げ跡からは、亜鉛と銅が検出された。亜鉛と銅を含む物質としては、黄銅ネジなどが考えられるが、機械にネジや部品の欠落はなく、原因物を発見することができなかった。何らかの原因で装置内部に混入した金属物が地震の振動により、電源ユニットまで落下しショートしたため、ヒューズが飛んだことが原因と思われる」というものでした。
 市では、報告書の内容を検証する第三者機関を探しましたが、検証を行える機関がなかったことから、電子機器の専門家である電気システム工学科の教員に、不具合報告書の検証をしてもらいました。その結果としては、原因物が発見できない状況では設置業者の責任は問えないだろうとの見解でした。


質問14
 閖上公民館から閖上中学校への避難移動中に大勢の方が犠牲になっています。閖上公民館から閖上中学校への避難誘導については、どのように把握しているのでしょうか。

(回答)
 名取市地域防災計画では、災害発生時の指定避難場所として、閖上公民館、閖上小学校、及び閖上中学校の3箇所が指定されています。
 災害が発生した場合には、この地域防災計画に基づき、消防・防災関係者等が活動することとされております。
 閖上公民館から閖上中学校への避難誘導でありますが、災害対策本部及び消防本部ともそのような指示をしていないことを確認しております。
 閖上公民館の現場では、避難情報が錯綜している状況下において「より高層である閖上中学校へ」という声があり、閖上中学校への避難誘導がなされたという報告を公民館長から受けております。


質問15
 閖上公民館(グランド・駐車場)は、名取市の避難場所に指定され、避難訓練の際にも閖上町内会は閖上公民館で避難訓練していました。名取市が避難して来た住民を閖上公民館・名取市働く婦人の家の2階へ避難誘導していれば相当数の尊い人命を救えることができたのではないでしょうか。
 閖上公民館・名取市働く婦人の家の2階には約1,000人が収納可能だったと思いますが、両施設合わせての2階のスペースはどれくらいあり、また、何人が収納可能であったのでしょうか。

(回答)
 両施設をあわせた、2階の収容可能面積は622㎡、収容可能人員400人です。
 内訳は閖上公民館が、389㎡、250人、名取市働く婦人の家が233㎡、150人です。


質問16
 閖上公民館から閖上中学校への避難誘導で相当数の犠牲者を出しているにもかかわらず検証も終わっていない閖上公民館・名取市働く婦人の家をなぜ早期に解体したのでしょうか。

(回答)
 今回の津波により両施設は甚大な被害を被り建物の機能を失いました。
 今後、復旧させることは難しいこと、今後の復興計画において、地盤沈下した土地のかさ上げが必要となることなどから、解体に至ったものです。


質問17
 閖上公民館(グランド・駐車場)に避難して来ていて犠牲となったと思われる人たちの住所、氏名、年齢、性別、遺体発見場所を提出してください。

(回答)
 東日本大震災に伴う大津波によって亡くなられた方々の多くは、津波によってかなりの距離を流されていることから、、閖上公民館に避難されていた方を特定することは困難であることをご理解ください。


質問18
 市長は中国の温家宝主席に対して、「閖上公民館の2階に避難した多くの人が助かったが、2階に行けなかった人が流された。」と発言していますが、閖上公民館での救助者は38人しかいなかったと聞いています。公民館に避難して来た人たちを入れなかったり、公民館から中学校へ避難誘導したため、若い人たちが公民館から中学校に逃げる途中、大勢犠牲になったのではないでしょうか。
 閖上公民館で救助された人たちを乗せた最後のバスが名取一中に到着した際、救助者を確認しましたが、80歳以上のお年寄りと、就学前の子供が数人しか乗っておらず、なぜ若い人たちが救助されなかったのか不思議に思っていました。

(回答)
 閖上公民館の現場では、質問14で回答したとおり、より安全性の高い避難所であった閖上中学校への避難誘導を行っていたものと認識しております。
 なお、救助者については、当日、公民館に84名の方が避難されたと把握しておりますが、その中には翌日に自力で移動された方がたくさんおられた関係から、結果的にはバスで移動された方が少なかったと認識しております。


質問19
 平成23年11月28日の文化会館で行われた閖上復興100人会議の中で、仙台市在住の歴史学者の方が、16年前に仙台平野に津波に備え高台を造る必要があると名取市に提言したと言っていましたが、名取市はその提言をどのように受け止め、どう活かしていたのでしょうか。
 また、閖上では有名な話ですが、亡くなった相沢電器の店主が名取市長に対し、閖上に大津波が来たら高台がないので危険である。是非、大津波に備え避難できる高台を造る必要があると提言した際、市長は「閖上がいやなら、閖上から出ていけばいいと言っていた。」ということですが、市長は津波に対する危機意識、住民の命を守ろうという使命感が欠如していたのではないでしょうか。

(回答)
 防災に係る提言については、高い確率で発生するとされてきた宮城県沖地震に関する事項をはじめ様々なご提言をいただいておりました。それぞれ貴重なご提言と受け止めておりますが、本市においては、宮城県第三次地震被害想定を基に名取市地域防災計画を策定し様々な防災対策を進めてまいりました。
 住民の生命と財産を守るための防災対策については、重要な政策との認識に立ち、これまでも全力で取り組んできているところであります。


質問20
 今回の東日本大震災により名取市内での犠牲者、行方不明者を合わせると約970人となってしまいましたが、名取市は多くの犠牲者を発生させた原因、検証をどのように行っているのでしょうか。行っているのであればその検証結果を速やかに公表してください。
 まだ、行っていないのであれば、早急に第三者委員会を設置する等して、早期に検証すべきではないでしょうか。

(回答)
 今回の東日本大震災における名取市での犠牲者、行方不明者はあわせて957人(6月7日時点:警察発表より)となっております。この原因につきましては、
①経験したことのない強く長い揺れにもかかわらず津波の襲来を想像することができず、すぐに避難行動をとらなかった方が多かったということ
②市民が津波の情報を得る手段として、停電によりテレビからの情報が得られなかったこと、ラジオなどから情報を得ようとした人が少なかったこと(アンケートより)、防災行政無線が不具合となってしてしまったこと、携帯電話が輻輳したこと
③平成22年2月28日にチリ地震により宮城県沿岸に「大津波警報」が発令され、防災行政無線により避難指示を発令し、閖上地区においては一部(375名)の住民は避難しましたが、実際の津波は50センチメートルであったこと
④宮城県沖地震の被害想定(最大震度6強、海岸での津波の高さ2.6m)に基づき対策を図ってきましたが、想定外の津波の大きさであったこと
 以上のことが大きな要因であると考えております。
 東日本大震災の被害の原因と検証につきましては、震災の記録と合わせて現在取り組んでいるところでありますので、完成しましたら公表したいと考えております。


質問21
 残念ながら未だに行方不明者の方が約50人います。ご家族の心中を察すれば、早く遺体が見つかり家族の元に帰ってきてほしいとの一心であると思います。是非、国、県にも働きかけて、引き続き遺体の発見に全力挙げてください。

(回答)
 震災当時、自衛隊、警察署、消防関係により捜索を行い、名取市での遺体収容数は911名となっており、行方不明者数は警察の発表により46名(6月7日時点:警察発表より)となっております。また、名取市において収容された911名の内身元不明の遺体が8体あり、警察においてDNA鑑定を行っている状況であります。
 平成24年3月6日付けにて行方不明者の家族の方から、「3.11震災に因る行方不明者捜索についての請願」が提出されましたことから、平成24年4月に行方不明者の捜索業務を委託し、家族への説明会を開催し意見を伺いまして4月3日から4月16日までの14日間捜索を行いましたが、遺体の発見には至りませんでした。
 今後、行方不明者の捜索につきましては、国、県に働きかけるとともに、新たな捜索を希望する場所があれば対応してまいりたいと考えております。


質問22
 「東日本大震災犠牲者慰霊塔を建立(建設)して、今回の大津波による大惨事を後世に伝えて行ってほしいのです。」
 提案として、①犠牲者の人数×高さ1cm+土台=約12m、閖上に到達した大津波の最高到達ラインを印した慰霊塔を建立する。慰霊塔には犠牲者及び行方不明者の名前、年齢を刻む。
②慰霊塔の近くには、大津波の資料館を造り、広く見学者に大津波の威力、脅威、恐ろしさ等を知ってもらう。
③慰霊塔に避難場所を確保し、津波の避難所として活用する。
④毎年3月11日には慰霊塔の前で犠牲者の慰霊追悼式を行う。
⑤宗教、会派を超えた犠牲者への参拝ができるとともに、閖上から離れた人たちも、閖上で生まれ、育ち、嫁いできた、越してきてきた人たちですので、我が古里の拠り所として、閖上に足を運ぶのではないでしょうか。
⑥慰霊塔を維持管理して、後世に今回の大惨事を永遠に引き継いで行く。

(回答)
 東日本大震災に係る大惨事の状況や様々な教訓を後世に語り継いでいくことは、本市の歴史としても防災の面からも大変重要であると認識しております。
 この度の震災で犠牲になった方々の慰霊塔建立についての要望は、貴重なご提案でありますので、その実現に向けて検討してまいりますとともに、要望のありました事項についても、名取市震災復興計画を踏まえ、可能な限り取り組んでいきたいと考えております。


質問23
 閖上地区で犠牲者、行方不明者を合わせる約800人にもなりますが、行政の長として原因の説明、謝罪もしていないのではないでしょうか。

(回答)
 この度の東日本大震災による死者・行方不明者は957名(6月7日時点:警察発表より)でありますが、未曾有の自然災害により数多くの命が奪われたという事実を重く受け止めております。
 また、その原因については、想定を超える大津波を起因として様々な要因が重なり、数多くの尊い命が奪われたものと認識をしております。
 犠牲となられました方に対し、あらためて心より哀悼の意を表しますとともに被災された皆様に思いを寄せ一日も早い復興を目指し邁進してまいります。



*ご注意

 この文章は、公開質問状を書き取りしたものですが、写した(コピーした)ものではございません。
 誤字脱字があるやも知れませんので、ご了承ください。
 



        行政区   死亡者数(人)
閖上地区
        閖上上町北      33
        閖上上町南      52
        閖上中町       61
        閖上下町       20
        閖上新町南      131
        閖上新町北      94
        閖上四丁目      85
        閖上五丁目      63
        閖上六丁目      141
        閖上小塚原北     2
        閖上小塚原南     13
        閖上牛野
        閖上大曲
        閖上高柳
        閖上地区計      740
下増田地区   下増田本村上
        下増田本村下
        下増田飯塚      22
        下増田耕谷
        下増田杉ヶ袋南    6
        下増田杉ヶ袋北    5
        下増田北釜      30
        下増田美田園一丁目
        下増田美田園二丁目
        下増田美田園三丁目
        下増田美田園四丁目
        下増田美田園五丁目
        下増田美田園六丁目
        下増田美田園七丁目
        下増田美田園八丁目
        下増田地区計     63
増田地区    増田上余田中     2
        増田上余田北    
        増田下余田南     1
        増田下余田西     1
        増田村区       1
        杜せきのした一丁目  2
        増田地区計      8
増田西地区   増田西堰根      1
        増田西大手町北    1
        増田西小山西     1
        増田西地区計     3
名取が丘地区  名取が丘三丁目    2
        名取が丘五丁目    4
        名取が丘地区計    6
館腰地区    館腰飯野坂松原一   1
        館腰植松南中     1
        館腰植松南      1
        館腰地区計      3
愛島地区    愛島北目原      1
        愛島地区計      1
名取市内    合計(A)      824


東日本大震災による死亡者一覧表(行政区別遺体数内訳)

        行政区     死亡者数(人)
市外      市外(仙台市)   48
        市外(岩沼市)   5
        市外(亘理町)   2
        市外(その他)   11
        県外        3
        市外合計(B)   69

希望により非公開者         10
身元不明者             8
合計(C)             18


名取市内で収容された遺体合計(A+B+C) 911
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2012.06.17.21:05

一番肝心な時に、何故防災無線が機能しなかったのか、原因を徹底的に追求すべきです。防災無線の意味が有りません。入札時に癒着があったかどうか分かりませんが、不正があって情報を全てオープンに出来ないではと思ってしまいます。これだけの尊い命が失われた原因の一つは、間違いなく防災無線が機能しなかったからです。
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